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分光光度計 用語集

シングルモノクロとダブルモノクロ

分光器(モノクロメーター)は、様々な波長を含んだ光の中から特定の波長の光を取り出すことが役目です。

しかし、光の反射などで入手したい波長以外の波長も紛れ込んでしまうことがあります。
(このような光を迷光と呼びます。)
正確な測定をする場合に、この迷光が悪影響を及ぼすことがあります。

一度しかチェックしない方式をシングルモノクロ方式といいます。
溶液試料などを測定をする際にはシングルモノクロ方式のタイプの分光光度計で十分です。

一度チェックした光に対して、更にもう一度チェックをする方式をダブルモノクロ方式と呼び、
吸光度が高い溶液試料など測定の際にはダブルモノクロ方式の分光光度計が使われています。

シングルモノクロ方式は、迷光の影響が生じやすいため、微弱な光を検出することに適していません。
ダブルモノクロ方式においては、より波長精度の高い単色光を照射することができるため、
迷光は少なく、目的の波長の光を高い吸光度まで精度良く測定できます。


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ISO9001

可視分光光度計

神奈川県 相模原市 トライアル発注認定
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センサー開発のティアンドティ